永久帰還装置

神林長平作品。

永久帰還装置 (ハヤカワ文庫JA)

永久帰還装置 (ハヤカワ文庫JA)

主人公である永久追跡刑事とボルターの追跡劇。舞台は火星だけど、ボルターは世界を想像することができて、この世界そのものがボルターの作ったものである、と永久追跡刑事は語る。小説では視点が、主人公、火星の女性戦略情報局員ケイ・ミン、ボルターとどんどん変わっていく。おもしろいのだけれど、どこかつかみ所がない感じ。