火星の長城/銀河北極

ハヤカワから「啓示空間(asin:4150115338)」という文庫のくせに1000ページを超えるSFが出ていて、id:aqlもおもしろいと言っていた。だけど、分厚いだけに読み始めて挫折する可能性も高いなあとも思って、読もうかどうしようか悩んでいたところ、短編集があることを知ったというか、ちょうど読もうかなあと思っていた「火星の長城」が同じ世界を舞台とした短編集だと気づき、先に読んでみることにした。

銀河北極 (ハヤカワ文庫 SF レ 4-4 レヴェレーション・スペース 2)

銀河北極 (ハヤカワ文庫 SF レ 4-4 レヴェレーション・スペース 2)

すごく色とりどりというか、同じ2300年くらい以後の世界が舞台だけど、時代も舞台設定もそれぞれ全く違っていて、非常に楽しめた。多分に映画っぽい話も多く、イメージが喚起されて楽しい。短編集だけど、中編レベルの長さの話が多くて、結構しっかり読める。でも背景を把握していないとおもしろくないので、解説に書かれている大まかな背景の説明を先に読んだ方がいいと思う。
続いて啓示空間を買ってきた。