ロミオとロミオは永遠に

気になってたけど読んでいなかった本。一気に上下巻読んだ。下巻は北京行きの飛行機の中で一気読み。

ロミオとロミオは永遠に〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)

ロミオとロミオは永遠に〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)

ロミオとロミオは永遠に〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)

ロミオとロミオは永遠に〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)

人類のほとんどが新地球に移住して、日本人だけが(なぜか)旧地球に廃棄物の山とともに残され、その処理をしている未来で、大東京学園というエリート養成高校に入学した主人公が、そのゆがんだ学園から脱出を試みる話。「裸者と裸者」とか「死のロングウォーク」とかとつながる世界観でした(話は全然違うけど)。ラストはなんかしっくりこないというか中途半端な気もしたのだけれど、すごく読みやすかった。昭和カルチャーネタがてんこ盛り。でも、廃棄物のたまり場が「ディズミーランド」で、そこにいる変異したネズミらしき生き物が「ミッキー」というのは、いいのかしら。