機械どもの荒野

ハヤカワ文庫新刊、と思ったらソノラマ文庫で絶版になっていたものらしい。

機械どもの荒野(メタルダム) (ハヤカワ文庫JA)

機械どもの荒野(メタルダム) (ハヤカワ文庫JA)

機械が反乱を起こし、荒野を跋扈する中、文明が後退した人類は、それらの機械を狩り、その技術を改造して文明を維持していた。みたいな世界で「しゃべる」機械に出会った主人公の冒険譚。ティーンエイジャー向け、という感じでわかりやすいストーリー仕立てなんだけど、その分スピード感もあって、一気に楽しく読める。難しい理屈一切なし。主人公が18才ってのは、もうちょい年上のほうがいいなあ、とか思ったけれど、安心して読める王道のSF小説だと思った。作者は「星海の紋章」を書いた人なんですね。