同じ状況は長く続かない

知り合いの居酒屋さんが店を閉めることになりました。いつもすごくお世話になっていたところで、すごく残念です。いろいろな人とそこに飲みに行っていて、これからも飲みに行こうと思っていましたし、来週あたり海外赴任から一時帰国する友人とも飲みに行こうと思っていたところでした。急に閉めなければならなくなったようです。

それにつけても最近思うことは、同じ状況は長く続かないなあ、ということです。いいメンバーとめぐり合って音楽活動をしても、メンバーが就職や転勤やそのほかいろいろなことで一緒に続けられなくなったり、すごく気の会うと思っていた友達と大喧嘩して縁が切れてしまったり、楽しいお店を見つけて常連になっても、そのお店がなくなってしまったりします。当たり前だといえば当たり前なんですけど、人間心地よい、もしくは楽しい状況を体験すると、それがずっと続くような錯覚を覚えてしまう。でもやっぱりいつかは状況の変化が訪れるんですよね。

大人になると、その変化が唐突になる気がします。それはきっと、学生時代のように、そもそも自分自身の生活が1年単位で区切られていないから。学生時代は、たとえばサークル活動にしても、少なくとも一緒にやっているメンバーの多くは学年末までは一緒にやれるだろう、みたいな予測が立ちます。でも社会人になってしまうと、そうした区切りはなくなるので、今の状況は、いつか変化することはわかっていても、なんとなくずっと続いてしまう気がしてしまうんだろうなあ、と思いました。

でもまあ、新たな出会いも唐突にやってくるわけですよ。