ステルス

今日は朝からおなかが痛くて、家でおとなしくしていようということで、映画を見てました。「ステルス」。この映画、試写会があたっていたのだけれど、ちょうどはてなに入ったころで結局試写会にいけなかったので、ようやくという感じ。

この映画の試写会はニューズウイークの主催のやつで、ニューズウイークのやつはいつも結構面白いのでちょっと期待してたけど普通だった。主人公たちは海軍のパイロットで、最新の学習機能を備えた人工知能エディつきの無人戦闘機とともに配備される。で、エディはだんだんいろいろ学習して命令を無視するようになる...という一見ありがちな設定だけれど、最後まで結構普通。
個人的にはミャンマーヤンゴン(劇中ではラングーンとか言ってるけど、いまだにアメリカ海軍はラングーンと読んでいるのかな?)にテロリストが終結しているとかでビルを破壊するシーンが気になった。ヤンゴンに行ったことがあるからだけれども。テロリストがいたら外国のビルなんて破壊してもOKなところがアメリカ的思考炸裂だよなー。民間人に被害が無かったらそれでOK。その後はタジキスタンでテロリストが終結している古城みたいなものも余裕で破壊。後で主人公たちがちょっと悩むそぶりを見せるので、何気にそうしたアメリカの姿勢を批判する方向に行くのか...と思わせて全然そんなことは無かったです。最後は一人の兵士(ヒロイン)を助けるために韓国と北朝鮮の国境でドンパチ。
人工知能もののお約束として、記憶を消去されそうになるエディ、というシーンがあって、製作者であるオービットという博士がコンピュータに向かっていました。映画でコンピュータというと、怪しいUIや適当なキー操作などでコンピュータエンジニアの琴線に触れることが多いわけですが、今回の場合はどうでしょうか。ステルスでは怪しいUIはあんまり出てこなくて、文字がすごい勢いで流れている、比較的それっぽい画面(?)なのですが、削除の際に入力していたコマンドがこちら。

$ su root@edicom
$ cd system
$ delete EDI_Hifunctions

なんかすごくわかりやすくて逆に不安。エディのシステムはedicomという名前なのか。suでスーパーユーザになって、systemディレクトリに入っていきなり何かを削除しようとしています。記憶の削除は結構簡単にできるようです。まあ、スーパーユーザになって丸ごと削除するんだから当たり前か。スーパーユーザになる時にパスワードを聞かれていないような気がするけどいいのかな? ちなみに最後のdeleteコマンドを実行するとGUI上にでっかいアラーとダイアログが出ていました。