新文芸座で二本立て

新文芸座ロビー

昨日は池袋は新文芸座にまた出かけ、二本立てで映画を見てきた。かかっていたのは「エイリアンvsプレデター」と「SAW」。混み具合もそこそこで、いい感じだ。しかしそれにしても新文芸座はいい映画館だなあ。いわゆる名画座って、館ごとのポリシーが非常によく出ると思うけれど、新文芸座の場合は、映画が完全に終わるまで、次の客を入れないところが、とてもすばらしいと思う。前の回を見ている人たちが、最後まで気持ちよく見られる。特に、ロードショー館と違って、こういうところは最後の最後まで席を立たない人が多いので、こういう配慮って特に重要だ。あと、館内アナウンスで、物を食うときに音を立てるな、携帯で時間を見ると明るくて迷惑だから見るな、といったことをものすごく何度もアピールしている。そうそう、そういうのうざいんだよな、ということをきちんとアピールしてくれるのがうれしい。コンビニの袋もうるさいのでやめろ、と主張していたのが印象的だった。まあ、名画座の場合、リピーターがすごく多いんだろうし、気持ちよく見られる配慮は大事だよね。それから、お客さんも基本的にみんなすごく行儀がいい。平日だったから特にそうなんだと思うが。ただ以前、旧文芸座の時代に一度だけきたときは、もっとなんだかひまだから来ましたといった風情のおじさんがすごく多かったイメージがあるが、だいぶ客層が変わったんだろうか。そのときも「スクリーマーズ」とかを見たから、取り立てておじさん向けの映画ではなかったが...。あと、喫煙場所がかなり隔離されていて、空気清浄機ががんがん動いているのもいいと思いました。

三軒茶屋シネマなんかだと、そういった放送や次の客を終わるまで入れない、といったことはないけれど、壁に「ハンバーガーなどのにおいの強いものはお控えください」と書いてある。これは、ちょっと共感というか、ハンバーガーとかトマトソース系のスープとか、結構におう。映画館ってなぜかハンバーガー食っている人が多いけど、におい的にはあまりうれしくないので、これはもっと世の中に広まってくれてもいいと思ってる。

それから、名画座に大事なのは、ジュースが定価であることだとおもう。新文芸座三軒茶屋シネマは合格だ。とくに新文芸座はポップコーンも100円だしいいですね。早稲田松竹はジュースが150円とかなめた値段なので、最近行っていない。

結論としては新文芸座は大変いい映画館だということです。