戦いの子

人間、異星人、海賊(これも人間)の三つどもえの戦いの中で、親とともに乗船していた商船が海賊に襲われたことから始まる、主人公であるジョスの成長記、みたいな感じで、おそらく自分好みだろうと思われたので躊躇なく購入した。

戦いの子 (ハヤカワ文庫 SF ロ 6-1)

戦いの子 (ハヤカワ文庫 SF ロ 6-1)

おもしろかった。びっくりするのは、最初の章が二人称で書かれていること。すべて「きみは」で語られる。8歳の、まだ自我が完成していない主人公が翻弄される様が、それを通してよく伝わってくる気がする。ベタだけど、話の展開も、非常に自分好みである。
異星人ストリトが、人間よりも科学がちょっと遅れてる、という設定とかもおもしろい。