万能感

おっさんぽい話。
先日電車に乗っていたら、隣に座っていた大学生らしき二人組がいて、片方が自慢げに自分のバイト先のことをでっかい話してました。居酒屋でバイトをしているっぽいんですが、自分はバイトするようになって数ヶ月だけど、仕事っぷりはもう上から数えて3番目くらいで、30歳くらいの人にがんがん指示を出しているとか、そのときのエピソードとかそういう感じで。どうも彼は20歳らしい。もう一人は同級生っぽくて、一緒にその店に飲みに行くところらしい。
彼の自慢げな話っぷりが聞こえてきて、ああ、これくらいの年の頃って、なんというか、根拠のない万能感を持っるよなーって思いました。それってすごくいいことだと思う。そういう万能感があるからこそ、いろいろなことに臆せずに飛び込んでいけるわけだし。おそらく30歳とかを過ぎると、自分にできないことがあること、苦手なことなどが、いやでもわかってきてしまう。そうなってくると、だんだん保守的になってしまう。そういうときでも「あえて挑戦する」ということはできるけれど、万能感でもって「100%俺にはできる」と思いこんで、ぶつかっていく事って、難しくなってしまうよなーってね。もちろん人によるとは思うけれど。
だから、そういう万能感にあふれた話っぷりを聞いて、なんだかうらやましくなったりもしたのでした。