平日昼間しか提供されないサービス問題

ここは発想を変えて、昼間雑用を済ませる時間をよこせ、のほうが、ワークライフバランスという点でも長い目で見て楽しい生活かも… 

公的サービスなど、平日昼間しか提供されないサービスを共働きや独り者が享受できない、という問題。うちも共働きで困ることも多いので、非常に興味深いです。例えば去年パスポートの更新をしようと思ったときも、パスポートの受付は見事に平日昼間しかやってない。電話をかけて郵送だとだめかとかいろいろ聞いたんですが、それはだめ(まあ、身元の問題とかいろいろあるしね...)。先方は「でも月曜日は7時までやってますよ!」と言うけれど、うちの会社は7時が定時なので、間に合わない。受け取りに関しては「代理の人でもいいですよ」とかいうけれど(これは結構いろいろなサービスに連絡して言われる常套句だったりする)、代理の人って誰だよ! 隣のおばさんか!? といつも思っていたわけです。結局パスポートの場合はうちの会社は10時始まりなので、自転車で9時前に新宿に申請に行って並んで、9時過ぎにすぐに自転車で会社まで行けば大丈夫だったんですが、代理人、ってあたりには奥さんとか家にいないの、的な専業主婦を基本とした考え方も見え隠れするというか。

そういえば、うちに無料の乳がん検診か何かの連絡が着たけれど、それが木曜の午前中かなんかで嫁さんが「行ける訳がないじゃない!」とご立腹した件も。公共サービスなんかは、税金が多くても少なくても受けられるサービスが一緒ってことになっているけれど、結局税金を払っているはずの働いている人のほうが受けられるサービスが制限されることが気になるよなあ。

と、いろいろ不満がたくさんあったのですが。

うちの会社はいつころからだったか、週2日の休みのうち、1日は水曜と土曜、どちらか好きなほうを休んでいいことになって、水曜日に休みを取ることで、いろいろ問題が解決するようになりました。水曜を休んでもいい、というのは「2日も連続で休むより、1日ずつ休んだほうがやりやすい」という意見があったからですが、結果的にいろいろ便利になりました。

上記のエントリに「サービスにいろいろ求めるのもいいけど、それじゃいろいろ大変なので、平日時間を取れるようにする作戦もアリ」みたいなことが書いてあるのを見て、休みが選べるようになっただけでもかなり自由度がアップしたことを改めて感じました。

最近は夏休みを自由に取れるとか、フレックスタイムとか、いろいろ世の中的に会社の勤務体系にもいろいろ自由度が高くなってきたことが、こういうことにも役立っているんだなあ、と思ったということで。

とかいっても、やっぱり専業主婦前提というか「誰かが家にいること」を前提としたサービスは、そろそろ「日中は全員働いている」ことを前提することに、少なくともそのことを理解している方向に、シフトしてほしいとは思っていますけれども。