「ビューティフル・マインド」を観た

ボリビアから日本までの飛行機はすべてアメリカン航空だったんですが、アメリカン航空の1月の上映映画が「ビューティフル・マインド」でした。すごくノーマークだったんですけど、最後に乗ったダラスから日本までの便は12時間も乗らなきゃいけないので、何気なく観たらすごく面白かったです。

ジョン・F・ナッシュというノーベル賞数学者の半生を描いた作品。かれは「ナッシュ均衡」と呼ばれる概念を打ち立てた人ですが、統合失調症で実際には存在しない人が見えてしまうという問題を抱えていました。恥ずかしながらこの映画もジョン・F・ナッシュのことも、まったく知らなかったので油断してみたら思いのほか引きずり込まれてしまいました。ナッシュの頭の中にだけある世界と現実世界をうまく織り交ぜて描いています。奥さん大変だっただろうなあ。劇中に出てくる女性をデートに誘うことを例にとった均衡論の説明はゲーム理論をまったく知らない僕にもわかりやすかったです。

その後帰国したら、ブックマークのホットエントリに『「合理的な豚」を説明してみる』というゲーム理論の話があがっていてナッシュ均衡について触れていたり、読み始めた『「おもしろい」のゲームデザイン」という本(asin:4873112559)にもナッシュ均衡について触れた部分があったりして、すごく有名な理論であったことを知りました。

ゲーム理論、ちょっと勉強してみようかと。