トリポッド

ということで今読んでいるのは「トリポッド」4部作。

トリポッド 1 襲来 (ハヤカワ文庫 SF)

トリポッド 1 襲来 (ハヤカワ文庫 SF)

地球を征服した謎の機械「トリポッド」に挑む少年たちの物語。一冊目の「来襲(asin:4150114935)」はトリポッドが襲ってきた現代(というよりも1960年代くらい?)のイギリスの少年を描く。トリポッドが地球を征服するまでと、それを逃れてアルプスに逃げ延びる人々の話。そして2冊目「脱出(asin:4150114978)」以降はそれから100年後、トリポッドに挑む少年たちを描いている。現在3冊目「潜入(asin:4150115060)」の途中。いわゆる少年向けSFなので読みやすい。が、子ども向けだから薄っぺら、ということもなくて面白い。元々いわゆるホロコーストものは好きなのもあるけれど、話の展開のテンポも良いし、主人公のキャラクターもしっかりしていると思う。ちなみに物語は主人公の一人称で語られる。ジャン=ポールが気球を発明しようとした、と話すくだりはちょっとベタか、と思ったけど、もしかしたら何かの伏線だろうか。