WindowsからUbuntu Linuxに

X61にIE8をインストールしようとしたらハードディスクの調子がおかしくなり、VMwareを起動しようとするとブルースクリーンになるようになってしまった(イメージは無事だった)。なんかおかしいからWindowsをまた再インストールかなーと思ったけれど、Windowsの中でLinuxをいつも起動している状態で使っていたし、WindowsってテキストエディタとかターミナルエミュレータとかがGB18030に対応してないとか、マルチリンガルな環境が作りづらいと思っていたし、もともとMS-Officeは使わずにOpenOffice.orgを使っていたから、思い切ってLinuxにすることにした。怖いので、HDDを新たに買ってきて、まるごと取り替えてみた。ThinkPadはHDDの取り替えが簡単でいい。
インストールしたのはUbuntu Linuxで、8.10のイメージをCD-Rに焼いて、CDブートして、インストール。とても簡単で、放置したらすぐにインストールできてしまった。ネットもすぐにつながったし、何も問題がない。すごいよなあ。いろいろな人の様々な努力でここまでになったのだろうなあ。
UbuntuDebianベースだから、パッケージマネージャはaptで、これは以前Mac OS X上でFinkを使ってたから、何か懐かしい感じ。Thunderbirdをインストールして、過去のメールをコピーしたら難なく認識してくれてほっとする。
X61+Ubuntuの組み合わせは、メジャー同士なので、情報が多くてとても助かる。ubuntu 8.10 ThinkPad X61 Memoなどを見ながら、「中ボタンでのスクロール」を設定して、スクロールも快適に。
続いてwineをインストール。と言うのは、Baidu HiというIMをインストールしないといけないから。これはBaidu社内では標準で使われているので、使えないと仕事に支障が出る。先日中国に出張した際に、向こうのエンジニアの一人が、デスクトップがLinuxで「Baidu Hiはwineで動くよ!」と教えてくれていたので、早速インストールする。しかし、インストールして実行してもエラーが出て止まってしまう。何でだろうなあ、と思ったけど、百度Hi在Linux下的使用というページを見つけて、wineをSynapticでインストールした1.0.1から、開発版の最新版の1.1.3に変更して、ページのとおり設定をしたら、動作するようになった。すばらしい。
テキストエディタ(gedit)やターミナルエミュレータも、GB18030の設定がきちんとある。素晴らしすぎる。Emacsも23を入れればGB18030が使えるようになる。OpenOffice.orgは2.4が入っていたけど、3.0にしないと.docxとか.xlsxとかが読めないので、バージョンアップ。あと、TwitterクライアントとしてGwibberをいれたけど、もう少し使いやすいクライアントないかなあ、と探している。
あと、動作がどうももっさりしているなあ、と思っていたけれど、アニメーションを切ったら快適になった。
基本的にメインで使っていた大きめのソフトウエアがFirefox+Thunderbird+OpenOffice.orgで、すべてLinuxでもあったわけだから、移行はほとんど問題なかった。2、3日使っているけど、まったく問題がない。まだ移行が全部終わっていないけど、これまでWindows内でLinuxを起動してやってたことも全部仮想マシンを使わずにできるのだから、絶対に効率はいい。
日本語の入力がAnthyで、フリーのものとしてはすげーよくできていると思うけど、やっぱりATOKをずっと使っていた身としては、ちょっとつかいづらい。ATOK for Linuxを買おうと思う。