読了。
作者は「ティンカー(
asin:4150115729)」の
ウェン・スペンサーで、ティンカーもおもしろかったけど、その後出た「
ようこそ女たちの王国へ」はあまりに女性っぽい気がしたので手を出していなかった。でも、エイリアン・テイストは主人公は21歳の若者(SFなんで普通の人間じゃない)ってことで読んでみた。この人の小説は頭の中にそれぞれのイメージがちゃんと浮かぶ感じがして好きだ。きちんとハッピーエンドになるし。舞台はこちらも
ピッツバーグ。私立探偵マックスと助手のユカイア(12歳までオオカミに育てられた青年)が関係した殺人事件から端を発し、話はどんどん大きくなっていく。名前しか出てこない登場人物が何人かいて、頭の中でごっちゃになってちょっと大変だったけど、一言一言が気が利いてて入り込める。ティンカーを読んだの時に感じた「章の終わりが毎回気が利いている」という感じまではいかなかったけど、どんどん先が読みたくなる。おもしろかった。
ティンカーと同じでこっちもシリーズものらしい。続きいつ出るのかなー。