夜、天安門広場にて

mizuno_takaaki2008-08-24

オリンピックも今日で終わりですけど、今、また北京に来ています。空港から会社まで行くと中で例のオリンピックスタジアムを通るので、聖火が燃えているのなんかも見たりしましたが、あんまりオリンピックに関係する行動はとらず、昨日は一日、中国で一緒に働いている何人かに案内してもらって、北京をいろいろ回ってきました。メインの目的は798芸術区っていう中国現代アートがなんか集まっているとこだったんですけど、その話は今度書くとして、夜は天安門広場に行きました。すごい人。日本人の僕としては、なんというか「でっかい門」という印象がこれまで一番強かったというか、天安門に対して中国の人がどう思っているか、いまいちぴんと来ていなかったので、余りにたくさん人がいる状況に、「彼らは何を見に天安門にこんなに集まっているのか?」みたいな空気を読めない質問をしてしまい、「え...ここが有名なところだからだよ」みたいな「おまえ何言ってるの」的な答えをもらってしまいました。一緒に行ったエンジニア曰く「天安門は中国のシンボルで、超有名だから、誰でもみんな来たいと思っている」、「heart of Beijing, heart of China」と言っていました。政治(や歴史、特に近・現代史)に対して彼らがどう感じているのか、というのは、まだわからないことが多く、会話も非常に手探りです。
しかし、北京の夜は、オリンピックだからだと思いますが、そこかしこがライトアップされていて、すごいです。ライトアップのライトの横に、巨大な発電機を積んだトラックがブンブン音を立ててたりして、なんかすごい。
それから、天安門は噴水が断続的に吹き上がって、すごくきれいなんですけど、北京の水を確保するために、周りの水田が転作させられたりとか、目の前のダムの水が使えない人がいるとかそういう話も聞いているので、微妙な気分でもありました。