スリランカについて語るひととき

mizuno_takaaki2008-07-14

NICC(日本経団連国際協力センター)アジア諸国人事労務管理者育成プログラムという、アジアの人事労務管理者の研修プログラムがあって、そこでは7月に一般の家庭にホームステイする、というプログラムがあるのですが、その受け入れをここ毎年やっています。今年は先週末で、スリランカ人のカルムさんがやってきました。彼らは日本語の学校に通うのですが、5月からなので、毎年来る人は余り日本語がしゃべれず、たいていはあやしく英語とかを駆使してで話すことになります。しかしカルムさんは日本語がかなりできたので、ほとんど日本語でOKでした。なんでも、大学受験の際に日本語で受験したかららしくて、昔からしゃべれるらしい。スリランカシンハラ語という言語があるのですが、大学とかは英語で授業が行われるらしく、仕事も英語、ってことで、英語もしゃべれる。
で、土曜日は「エンジニアtypeの適職フェア」で、話をする機会をもらっていたのですが、カルムさんも人事労務担当者ってことで、せっかくだから一緒に来てもらって、話を聞いてもらいました。カルムさんは、エントリーシートもらったり、転職事情について質問したり、興味深そうにしてました。
あと、開催場所である東京国際フォーラムにあったごはんミュージアムというところについでに行ったら、えらく面白かったらしくて、喜んでいました。ここは、JAがやってるらしくて、大きくはないんだけど、「米をアピールせねば!」という気概にあふれているので、もっと存在をアピールすればいいと思いました。
さて、2泊3日の中で、いろいろスリランカのことが分かったので、以下、彼に聞いたことをメモっておきます(もしかしたら僕の勘違いや理解不足で、間違っている部分があるかもしれません)。

  • スリランカでは学校は1年生から10年生までである。
  • その後大学受験をする人はそれ用の学校に2年通って、入試(4科目)の勉強をする。彼は日本語、ファイナンスなどを学んだ。どうも、日本の大学入試よりもずっと専門的なテストをするらしい。つまり、10年生(高校1年生と同じ年齢)が終った時点で、将来何になるかを決める。彼はそこで、マネジメントを勉強することに決めた。一度決めた後で、方向性を変えることもできるが、そういう人は多くはない。
  • 大学生は皆3年になるとインターンシップで企業に行く。だから、大学の授業は3年からは午後5時から8時のあいだに行われる。
  • 大学の授業はすべて英語。
  • 大学院は、大学を出て就職し、一定の経験を積まないと入学できない。
  • 公立の場合、大学まで学費はすべてただである。
  • スリランカでは、親と同居し、面倒を見るのは、一番最後に生まれた男の子である。
  • スリランカではクリケットがすごくメジャー。
  • スリランカでは魚や鶏肉はよく食べるが豚や牛は余り食べない
  • スリランカにも女性専用車がある。けど、みんな余りルールを守らない。
  • スリランカには携帯電話を電車の中で話してはいけないというマナーはない
  • スリランカでは転職は珍しくない。求人は日曜日の新聞に出るのでそれを見て転職する

また、思い出したらメモる予定。