この前携帯関係の仕事をしている友人と

この前携帯関係の仕事をしている友人と話していて、これから携帯はもっと速くなるって話を聞いた。そうなると、今の携帯コンテンツももっとリッチになったりするんだろうね、ってはなしをした。そうなると、どんどん開発は大規模になって、一人や二人ではなかなか手に負えなくなるんだろうなあ、と。そんな話から発展して、いろいろ話をした。
開発が大規模になると、どんどん一人の手に負えなくなってくるものだ。昔はゲームは、実際にお店で売っているゲームだって、一人で作ったものがたくさんあった。「ポートピア連続殺人事件」だって「ドアドア」だって一人で作られたものだ。「ウルティマ」もリチャード・ギャリオット氏が一人で作った。でも、ゲーム製作もだんだん大規模になって、すごいお金がかけられるようになった。
ウェブサイトも、昔は一人で作ったものばかりだった。今もたくさんあるし、人気があるサイトも一人や二人で作っているものもたくさんあるけど、スケールさせたり、安定稼働させたりするには、一人や二人では難しいし、お金もかかる。携帯のサイトだってそれは同じだし、もうすでに一人では無理なところまで来ていると思うけど、表現力の面ではPC向けよりは少しだけシンプルだった(もちろんFlashのおかげでかなりすでに進化してるけど)。でも、それもきっと今後今よりもっと差は無くなるのかもね、とかいう。もちろん、画面が大きくなるわけではないから、進化の方向は違うだろうけど。
そういう話はコンピュータの話だけではない。車とか、冷蔵庫もそうかもしれない。それに、今でも一人でやろうと思えばどれだって全部一人で作れるけど、やっぱり大人数で作ったものにはかなわなくて、使う側からすれば、どれだけの人数で作ったかというのは関係ない。
ものは進化すると技術的制約がどんどん無くなって、その分一人の手に負えなくなってくる。それは悪いことでは全然無いし、当然の流れだし、それが正しいのだけれど、エンジニア的な立場から言えば、自分一人ですべてコントロールできることも、結構魅力だったりする。ファミコンプログラミングに萌えるのも、そういったことが関係しているのかもなあ、なんて思う。