インドネシアで買った日本語の教本

mizuno_takaaki2007-05-20

片づけをしていたら4、5年前にインドネシアに行ったときに買った日本語の教本が出てきました。これは頭や手、目、歯といった体の一部が関係する熟語ばかりを集めたものです。そのときでかけたインドネシアスラウェシ島のマナドという町は、日本語を勉強している人が多くて(ほかの地域が多いか少ないかはよく知らないのですが)、本屋でも日本語勉強用の本はたくさん売っていました。中でも、この本は例題がかなり面白かったので、買った覚えがあります。中には、日本語とインドネシア語の両方が載っているので、インドネシア語の勉強にもなります。
「口がうまい」とか「肩を持つ」とか、そういった熟語ごとに、2つくらいの例文が載っているのですが、その例文がかなり強烈。

  • あの人は口がうますぎて、どうしても信用できない
  • Tidak mungkin saya akan mempercayainya, dengan cara ia mengucapkan kata-kata.

なんてのは序の口で。

  • 私が爪に火をともすようにして貯めたお金を、彼は博打で一晩のうちになくしてしまった。
  • Hanya dalam semalam uang yang kutabung dengan susah payah diludeskannya di meja judi.

とか

  • いい加減にしないと血を見るぞ。
  • Cobalah kalau berani, kawan.

さらには

  • 一度世話をしてくれたからといってそんなに大きな顔をされても困る
  • Hanya karena pernah menolongku, aku tak sudi direndahkan seperti itu.

とかあまり使うチャンスに出会いたくない例文が目白押し。12000ルピアという値札がついているから、日本円で160円くらい。いい買い物をしたなあ。