嫁さんの祖母の葬儀

嫁さんの母方の祖母が亡くなり、大阪での葬儀に出席してきました。葬儀は斎場で行われたのですが、祖母はキリスト教プロテスタント)で洗礼を受けていたため、キリスト教形式で行われました。なので、通夜ではなくて前夜式と呼ばれていたし(本当はあまり前夜に何かをしたりしないらしいんだけど、日本の慣習に合わせる形でやったらしい)、司会進行は牧師さんがやってたし、賛美歌を歌ったし、お焼香ではなく献花だったりしました。すごくよかったことは、牧師さんが祖母のことをよく知っている人だったので、お話(説教)が、すごく祖母の生前の生き方や人生に言及してくれていて、いい話であったことでした。僕も生前の祖母が住んでいた家に2回ほど泊まっていて(どちらも嫁さんのお母さんの姉妹の家)、日課である散歩に一緒に行ったこともあったので、生前の姿なんかを思い出しました。89歳、大往生ということで、親族の間にも沈んだ雰囲気はなくて、とてもよい葬儀だったと思います。おばあちゃん、おつかれさまです。

祖母は生前に死後の扱いを記した遺言を残していて、それにしたがって遺体は近畿大学献体に出されました。二年後に解剖に用いられた後、骨が帰ってくるとのことです。これは10年位前の自分の母方の祖母の葬儀のときに思ったのですが、葬儀の後すぐに火葬場に行ってしまうと、あっという間にちょっとの骨しか残らなくなってしまい、その喪失感が結構強くなってしまうので、今回のようにあと2年間は残っているんだなあ、と思えるようなスタイルはなかなかいいと思いました。

一応献体の話は葬儀の間にもその話しはしてあったのですがあまり伝わっておらず、葬儀の後に遺体だけが搬送されていって、親族が誰もついていかなかったことに、参列した人たちの間に「なんで?」という雰囲気が漂っていたことが、あとで親族の間で笑い話になっていました。

牧師さんは話がうまくて、すごいなあと思っていたんですが、後で聞いたら2歳上で横浜出身、お互いの出身高校も知っている、という感じでびっくりでした。

前夜式、葬儀にでて、翌日日曜日に教会で礼拝のあとに食事会が開かれるということで、みんなと一緒に一緒に参加してきました。プロテスタントの礼拝ってたぶん初めてだったと思うのですが、歌が多くて牧師さんがギターを弾いたりして、飽きないようになっているな、とおもいました。どこもそうだ、というわけではないんでしょうけど。