ちびくろさんぼ

ちびくろさんぼが復刊したって話はちょっと前から聞いていた。

ちびくろ・さんぼ

ちびくろ・さんぼ

どうも「さんぼ」とかが差別的らしいが。でも内容は、一切差別的じゃないんだから当たり前ですな。あ、虎に差別的か? 「我々はバターにはならん!」みたいなね。絶滅が危惧されているしな。というかそもそも黒人と虎ってこれってどこの地域の話だよ。虎はアフリカにはいないんではなかったか...と思って調べたところ、どうもインドの話らしい。作者のイギリス人ヘレン・バンナーマンは、旦那さんの仕事の関係で当時植民地だったインドに来ていて、自分の子ども達のためにこの話を作った、らしい。こんなページもあった。

http://kamakura.cool.ne.jp/adhoccom/Doc/lbs/10nin10iro/jp1953_1971.html

なるほど。

しかし、人種差別って言ったら、「ドリトル先生」とか「猿の惑星」とかの方が人種差別的だからそっちを先に考えねばならんな。とくに猿の惑星の猿はアジア人だしな!

猿の惑星 (ハヤカワ文庫SF)

猿の惑星 (ハヤカワ文庫SF)

でも、結構おもしろいんだよな。この小説。映画も結構好き。猿は猿を殺さないし。ちなみに小説では、猿(アジア人)は人間(白人)のわからない言葉をしゃべっている。映画のように英語はしゃべっていない。それからフランスの小説なので、人間はフランス語をしゃべっていたはず。