西部警察

テレビで西部警察をやっていた.昔ずいぶんスキだったので見てみたんだけど...うーむ.

とりあえず宮崎シーガイアにテロリストが立てこもった際の説明が単なるシーガイアの観光ガイドだ.それから,全体的に台詞が違和感がスゴイ.「このままニューヨークに帰るわけには...」みたいな文章をすべて言い切らない台詞が大量に出てきて「ちゃんとしゃべれよ!」と思う.

脚本はどこかのハリウッド映画にありがちなテイストを寄せ集めて適当につないだ感じ.役者も舘ひろしとかは良いんだけど,若手がクサ過ぎるんだよなー.全然感情移入できない.神田正樹演じるテロリストの二丁拳銃っぷりには,石原軍団にもジョン・ウーの影響が...という感じ.冒頭のニューヨークのシーンは80年代とかのアメリカ刑事ドラマのまがい物を見せられているような気分.ラスト近くのG線上のアリアはあまりにもありがちな演出過ぎやしませんか.それからニトログリセリンの入ったタンクにわかりやすく「ニトログリセリン」て書いてあった.

テーマ音楽にはやっぱりわくわくさせられるし,カーチェイスのシーンとか,爆破のシーンとかはすごいので,そこだけを凝縮して1時間で見せてほしい感じだ.なんか,金かけていると思うんだけど,演出とか脚本とか役者とかがそれを台無しにしている感じがしてなんだかガッカリした.

ストーリーが破綻しているのは別に良いんだけど.西部警察だから.大門復活してるし.