野菜と果物のあいだ
上海でこの前みんなで食事をしたときにスイカが出てきて、「スイカって本当は野菜だよね」という話になった。なんで?と聞かれるので「スイカは毎年種をまかなくちゃいけない一年草で、一年草は野菜なんだよね」といったら「ええええー!」というので、まあそうだよなあ、と思った(後で調べたら、これはどうやら日本の行政上の分類のようだ)。
で、いや伝統的にはスイカは甘いから果物だよね。といったら、また「ええええー!」といわれてちょっとこっちがびっくりした。「えっ、日本では果物と野菜の違いは甘いか甘くないかなの?」と言われて、「中国では違うのか」と聞いたところ、中国では、食事の最中に食べるのが野菜で、後で食べたり、おやつに食べるのが果物だ...と言うようなことを言われた(ちょっと誤解があるかもしれない)。で、「甘いかどうかは関係ないのか?」と聞いたら、キッパリ「関係ない」と言われる。そうなのか。と言うか、よく考えるとよくわからない分類な気がしてきた。食事の最中に食べるかどうかって、誰が決めるんだろう...。今度もう少し詳しく聞いてみようっと。
たしかに、中国では甘くないミニトマトが果物と見なされている。午後の果物の時間にも、ミニトマトが出ることがある。ちなみに普通のトマトは野菜だ。