ルナ・ゲートの彼方

超久々にハインラインを読んだ。もう50年も前に書かれた本だ。なんか新装丁で再発売された模様。以前読んだ記憶がないので、多分初めて。

卒業試験で道の星に飛ばされてサバイバルを始めた少年達が、帰還用のゲートが開かずに帰れなくなって、共同生活を始める。やがて法律を作ったり、争いが起きたりする。ハインライン十五少年漂流記、という感じの話。「ラストシーンがそれはないぜ的である」という帯がつけられてたので、蝿の王レベルにひどいことになっていくのかと思ってドキドキしたけど、淡々と進む話は、落ちも含めて思ったよりも健全(まあ現実はこんなものか的な部分はもちろんあるけど)で、ほっとした。久々だけど、やっぱりハインラインジュブナイルはおもしろく読める、と思った。