ハズバンド
僕は今から15年位前にモダンホラーばかりを読んでいた「モダンホラー期」があって、御三家であるところのキング、クーンツ、マキャモンはすごく読んでいまして、中でも一番クーンツが好きでした。なぜなら、彼の小説は必ず大団円というか、これでもか、というくらいのハッピーエンドで終わるから。僕はちょっとくらいならご都合主義でも、ハッピーエンドで終わる話が好きです。あと、SFっぽいのもよかった。SFも書いてるし。でも、その後クーンツの小説は「超訳」というありえない形式で日本語化され始めてしまったので、まったく読まなくなっていました。そんなクーンツの新刊が早川文庫で出たということで、明らかにホラーじゃないし、SFっぽくもなさげだったけど、読み始めました。
- 作者: ディーンクーンツ,Dean Koontz,松本依子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2007/04/01
- メディア: 文庫
- 購入: 1人
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話はすごく読みやすいし、徐々に謎も解けてくるしで、どんどん続きが読みたくなるし、最後もやっぱり大団円。さらっと読めて読後感もいい。その後体に残らない感じなのはクーンツは毎度のことだけど、久々に読めてよかったです。いや、よかった。