携帯電話を変えた

702NK

年末なのでもうだいぶ前だけど、電話を変えた。これまでずっとPHSだったのだが、電話が壊れて京ぽんにでもしようと電話機を買いに出かけたところ、前の機種変更から10ヶ月経ってないので偉い高くつくことがわかった。前の機種変更の時は、友人から譲り受けた機種で、インセンティブとか発生していないのだから、大目に見てくれても良いようなものだが、荘も行かないようだ。と思っていたらVodafoneNOKIAスマートフォンがでたという話を聞き、ついそちらを買ってしまった。702NKNOKIAの6630という機種のVodafone仕様版だ。

電話番号は変わってしまったが、SymbianOSを積んだこの機種の使い勝手にはおおむね満足している。液晶画面の画質は悪いし、カメラの画質もあまり良くないけど、自分にはユーザーインターフェイスが大変わかりやすい。これまでの携帯電話は、留守番電話の設定をするのもよくわからないほど、さっぱり使えなかった。それはなぜかといえば、キー操作が複雑すぎて、マニュアルをいちいち見ないと、絶対にわからないような操作が目白押しだったからだ。少ないキーで高機能にしようとしたのだろうが、携帯電話のユーザビリティの低さには常々閉口していた。まあ、あまり使いこなそうという気がなかったのも原因だとは思うが。

それに対して702NKは、やはりキーは同じように少ないけれど、それぞれの機能がアプリケーションとして独立しているので、わかりやすい気がしている。必要な作業をしたいとき、それがどのアプリケーションでできるかをわかっていれば、それを立ち上げればいいから。電話帳なら電話帳というアプリケーションを、スケジュールならカレンダーを。それから先の操作も、メニューを出してそこからしたいことを選ぶ、という基本動作が決まっているので、それほど悩まない。ユーザーインターフェイスが統一されているから、操作方法を知らなくても、感で何とかなる感じだ。まあいってみれば、パソコンがCUIからGUIになって、操作方法をいちいち覚えなくても使えるようになったような感じか。

それから、自分でアプリケーションを追加できるのもいい。この電話機には、電話機で留守電を録音しておく機能がついていないのだが、それを実行するアプリケーションがきちんと存在している。「SmartAnswer」というドイツで作られたソフトウエアを入れているけれど、これまでの電話と違って、やはりアプリケーションとして独立していて、さらにメニューが基本となった操作方法なので、使いやすい。電話が鳴ってから電話にでるまでの時間や、最大録音時間、応答メッセージも簡単に変更できた。録音されたメッセージは、普通にファイルとして保存されるので、メモリカードに余裕があれば、いくらでも録音できる。

Vodafoneのサービス自体は対して良くないというか、付属のブラウザ以外を使ってインターネットにアクセスするとパケットフリーにならないなど、どうにも便利とは言い難いけど、この電話機自体はかなり面白い。が、好みはすごく分かれるんだろうな。

それから、もう一つの魅力は自分でプログラムが開発できる点で、無料で開発環境を構築することもできる。自分も早速始めてみた。とりあえずその過程は以下のWikiに記してある。

http://www.takaaki.info/pukiwiki/

開発はC++で行っている。Series60でのアプリケーションの構造も徐々にわかってきた。やっぱり新しい環境でのプログラミングは楽しい。この携帯電話を買って一番良かったのは、プログラミングが可能なところだといえよう。結局そこか、という感じだ。

いや、プログラムを組むのは本当に楽しいっすね。