トランスフォーマー2

先週の木曜日、六本木ヒルズの映画館で同僚の井上君とトランスフォーマー2を観てきました。ようやく。2時間半もあるスゲー長い映画なんですけど、全く長さを感じさせないというか、てんこ盛り。いや、観て良かったです。
ストーリーは超わかりやすい「少年の親からの独立の物語」と「信じる事が大事」の2テーマで、このあたりのベタさ加減は、スタートレックTNGあたりが好きなら、きっとおもしろい。しかしアメリカ人はもっとロジカルなイメージとかあるけど、よく考えると映画だと「信じればうまくいく」的なことが多すぎる気がするんですが、とりあえず気にしないでおくことにしました。
登場人物は全員ステレオタイプなキャラばっかで、「ああこいつはこういう役回りなんだな」というのもわかりやすいし、中頃まで観ればオチまでおおよそ予想ができるんだけど、そんなのは全く関係なく楽しめる。もう言ってみれば様式美というか、寅さんとか吉本新喜劇みたいなものなんじゃないかと思いました。
前作はインターネットネタが自分的にはおもしろかった(サイバトロンが英語をネットから学んだから「Are you feeling luckey?」とか言ってたり、サムが童貞のくせにeBayのアカウントがplayboyだったりするとか)けど、今度はどっちかって言うと、キャラで勝負というか、双子のネタとか、退役軍人ネタとか、そういうのがおもしろかったです。
後はとにかくトランスフォーマーを観る映画だと思いました。今回もこれでもかと変形するし、カメラも縦横無尽に動きまくる。カメラが近すぎて変形がわからん!というのは前作からそうだけど、それは「チラリズム」なので、あれでよいのだと思います。
あと、サイバトロンは地球の平和を守る...といいつつなぜかアメリカ軍と手を組んでおり、ストーリー冒頭で上海を半壊させたり、世界遺産を2つもぶっ壊したりしてとんでもない感じで、「チーム☆アメリカ」で「マイケルベイはくそだ」って歌われるのも仕方がないと思いました。
とにかく観てない人はすぐ観るといいよ。
あと関係ないけど、気づいたらスタートレックの映画は終わってたみたいで、しまった、と思いました。