親馬鹿について

mizuno_takaaki2009-04-25

最近ちょいちょい「親になって何か変わったか?」って聞かれる。自分が親になって大きく変わったなあ、と思うことのひとつは、世にあふれる赤ちゃんの写真を見たときに抱く印象。たとえば赤ちゃん向けの服のカタログには、赤ちゃんの写真があふれている。それを見て、これまでは「かわいいなあ。子供は本当にかわいいなあ」と思っていたけど、最近は「かわいいなあ、でも自分の息子の方が遙かにかわいい」と思う。まあ実際はモデルの子なんて、相当かわいい子を選んでいるわけなんだろうけれど、自分の子供は本当に一番かわいく見える。
ところで、親馬鹿というのは「自分の子はものすごくかわいい。そして賢い」と思う状態なのだろうが、どうして「賢い」と思うのかというと、それは赤ちゃんの学習速度にあるのだと思った。赤ん坊は、本当にすごい勢いで、できることが増えていく。昨日できなかったことが今日はできる。今日できなくても、きっと明日できる。毎日新しいことを覚えていく。それは大人から見ると驚異的だ。自分だってかつて赤ん坊だったわけだけど、そんなこと覚えているわけもない。自分はずっと変わらないと思っているけれど実は日々衰えている大人が、赤ん坊のすさまじい学習能力を見せつけられれば、それは「賢い」と思わざるをえないよなー。赤ん坊は本当にすごい。
と、冷静に親馬鹿についてちょっと考えたわけだけど、それだけ考えても我が息子は賢くてかわいく見えるから、たぶん本当に賢くてかわいいのだと思う。